2022年11月 アーカイブ
2022年11月2日 17時37分39秒 (Wed)
安藤組大幹部・花形敬
花形敬が、ツルハシや木のハンマー、ノコギリなどで武装した(10人を超えようかという土方の一団)を相手に、たった1人で闘った凄まじいエピソードをご紹介します。(ここでも片がつくのに「何秒」しかかからない。リーダー格と目される男の顔面に、いきなり花形の右ストレートが伸びた。その一発で、男は横倒しになり、完全に失神した。
パンチの勢いに驚いて、他の連中は四方へ逃げた。その中の一人を追い掛けた花形は、追いつきざま、相手の腰に飛びついた。千歳の生タックルである。
三メートルは飛んだと石井はいう。地べたに叩きつけられた男の顔を三つ、四つ踏みつけておいて花形は石井に声を掛けた。
「さあ、行こうか」
息も乱れていない。
「そういうとき、花形は格好つけないんですね。何事もなかったような顔してる。強いのも強かったけど、度胸が凄い。十人くらいいたって、平気なんだから。負けるなんて、全然、考えたことないんじゃないですか」
《本田靖春著(疵 花形敬とその時代)より》
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